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第5回松岡貴史&みち子作品展 音楽絵巻「竹取物語」

2018年03月31日開場 13:00
開演 13:30

《出演》

松岡 貴史(作曲・朗読)

松岡 みち子(作曲)

中川 日出鷹(なかがわ ひでたか)(ファゴット)

松村 衣里(まつむら えり)(ハープ)

水本紗恵子(みずもとさえこ)(映像編集)

いつ:
2018年3月31日 @ 13:30 – 15:30
2018-03-31T13:30:00+09:00
2018-03-31T15:30:00+09:00
料金:
無料

竹取物語

むかしむかし、竹取のおじいさんがおりました。山で竹を取ってきてはいろいろなものを作って暮らしていました。ある日、根もとが光る不思議な竹を見つけ、切ってみると、中から小さなかわいい女の子が出てきました。連れて帰って育てると、この子は、あっという間に成長し、この世のものとも思われないくらい美しい姿かたちになり、かぐや姫と名づけられました。貴公子たちが、ぜひ結婚したいと迫りますが、姫は結婚の条件として難題を出します。しかし、だれも姫の求めに応えられません。ついには帝(みかど)がかぐや姫のとりこになります。文のやりとりをして心を慰め合うものの、結ばれることなく、8月15日の満月の夜、月から迎えが来て、かぐや姫はこの世に別れを告げ、月に帰っていきます。

竹取物語は、物語文学の原点と言われ、源氏物語でも「物語の祖(おや)」と紹介されています。まことしやかに語られるフィクションの連続で、飽きさせません。天の羽衣伝説、仏教思想や中国の思想の影響もあるようです。異界の者と人間たちが織りなす物語で、現代風に言えば、月世界から来たかぐや姫(宇宙人?)と人間世界とのSF小説? 魔性の女に惚れた男たちの欲深さ、身勝手さ、あさましさ、愚かさやせつなさ、哀れさ。男たちをその気にさせといて無駄な骨折りをさせる、姫の悪女ぶり。しかし人間界への愛着が募り、月世界に戻る日が近づくのを嘆き悲しみ、さめざめと泣くしおらしさ。そんな登場人物たちのどうしようもない人間臭さが憎めません。壮大なロマンが、美しく、ユーモアをもって語られています。

プログラム

第1部
松岡貴史 作曲  ファゴットソロのための「竹林逍遥楽」
松岡みち子 作曲 ハープソロのための「闇はそれに打ち勝たなかった」
第2部
松岡貴史 作曲 北杜夫 現代語訳(講談社 少年少女古典文学館2「竹取物語」より)
音楽絵巻「竹取物語」

ヨーロッパ各地で好評を博した松岡貴史作曲「竹取物語」東京公演。
なじみ深い日本古典「竹取物語」。物語のために作曲された音楽をファゴットとハープの調べに乗せ,朗読,古典絵巻の映像(編集:水本紗恵子)とともにお届けします。

料金

3,000円(一般・全自由席)

チケット予約・お問い合わせ

〈1〉お電話 東京コンサーツ 03-3200-9755(平日10:00-18:00)

お名前、お電話番号、ご希望の公演日、人数をご連絡いただき、予約が完了いたします。

■代金は公演当日に、会場でお支払いください。

■予約受付は、各公演とも定員になり次第、または公演前日の18:00に終了いたします。当日券の有無はお電話でご確認ください。

〈2〉メール

メールでのチケットのご予約が可能です。

メール件名にご希望の公演日(「3月31日」)を明記いただき、メール本文に

・お名前

・フリガナ

・お電話番号

・チケット枚数

・メールアドレス

・今後トーキョーコンサーツ・ラボからの演奏会情報メールマガジンの配信を希望するか否か

以上の項目を明記の上、

【lab-ticket●tokyo-concerts.co.jp (●を@に変えて下さい。)】までお申込下さい。

■チケットの精算/お引き換えはコンサート当日、会場受付にて行います。

■予約受付は、電話・メールお申込共に各公演とも定員になり次第、または公演前日の18:00に終了いたします。当日券の有無はお電話にてご確認ください。

出演者プロフィール

松岡 貴史(作曲・朗読)
東京藝術大学作曲科卒業,同大学大学院修了。1981年,ドイツ学術交流会(DAAD)の給費留学生として渡独。1982年シュトゥットガルト市作曲賞,1985年エルディング・オルガン曲国際作曲コンクール第1位,第30回徳島県芸術祭最優秀賞(1996年)他の受賞。作品は国内の様々なコンサートの他,海外の音楽祭でも取り上げられている。「松岡貴史&みち子作品展」を国内外で4回開催。現在,徳島文理大学教授,鳴門教育大学名誉教授。日本現代音楽協会,日本作曲家協議会,日本音楽表現学会会員。

 

松岡 みち子(作曲)
東京都出身。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業後,同大学非常勤講師(作曲科研究室助手)。ドイツ,デュッセルドルフ音楽大学に留学。作曲を長谷川良夫,南弘明,北村昭,甲斐説宗,近藤圭,ギュンター・ベッカーの各氏に師事。徳島県芸術祭最優秀賞受賞,東京国際室内楽作曲コンクール入賞,奏楽堂歌曲作曲コンクール入選。作品は日本の他,海外の音楽祭などで演奏されている。「松岡貴史&みち子作品展」を徳島とハンブルグで4回開催。現在,徳島文理大学音楽学部,徳島県立名西高等学校非常勤講師,鳴門教育大学嘱託講師。日本作曲家協議会会員。

 

中川 日出鷹(なかがわ ひでたか)(ファゴット)
京都市立芸術大学,パリ地方音楽院,明治安田クオリティオブライフ文化財団海外研修生としてフランクフルト音楽大学大学院卒業。リサイタルでの委嘱初演や国内外の音楽大学でのレクチャーなど現代音楽を精力的に演奏する。京都市芸術文化特別奨励賞受賞。アンサンブルモデルンアカデミーやルッツェルン音楽祭アンサンブルでファゴット奏者を務める。Ensemble FOVE ファゴット奏者。

 

松村 衣里(まつむら えり)(ハープ)
フランス・リヨン国立高等音楽院ハープ科首席卒業。フランス国家音楽高等研究資格を取得。第10回日本ハープコンクール(国際コンクール)プロフェッショナル部門優勝ほか多数受賞。田淵順子,木村茉莉,ファブリス・ピエールの各氏に師事。フランス国際ハープ協会会員。京都市交響楽団ハープ奏者,大阪音楽大学非常勤講師。ハープ デュオ ファルファーレ,トリオ ダマーズ メンバー。

 

備考

主催:松岡貴史&松岡みち子
後援:(一社)日本作曲家協議会,日本現代音楽協会,東京藝術大学音楽学部同声会,(一社)全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)


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