新宿区西早稲田の多目的空間「トーキョーコンサーツ・ラボ」English

 
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バリー・ウェッブ トロンボーンリサイタル Barrie Webb Trombone Recital

2024年10月09日(水)19:00開演(18:30開場)

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《出演》

トロンボーン バリー・ウェッブ
Trombone: Barrie Webb

パーカッション 吉原すみれ
Percussion: Sumire Yoshihara

いつ:
2024年10月9日 @ 19:00 – 21:00
2024-10-09T19:00:00+09:00
2024-10-09T21:00:00+09:00

プログラム

横山カイン勝巳:トロンボーン・ソロのための「レクイエム・・・永遠の命へ」~東日本大震災の犠牲者を悼んで~(2011~15)
Cain Katsumi Yokoyama:Requiem… ad Vitam Aeternam for trombone solo

ジョン・ケージ:龍安寺(1983~85)~トロンボーンとパーカッションによる
John Cage:Ryoanji

横山カイン勝巳:トロンボーン・ソロのための(2021) 「挽歌 ― 世界の涯ては、蝶の夢のなかにしかない」
Cain Katsumi Yokoyama: Banka / Threnody ― The end of the world wxists, but only in a butterfly’s dream ―for trombone solo

料金

全席自由 一般 ¥4,000 学生 ¥2,000

チケット予約・お問い合わせ

ご予約

https://barriewebb2024.peatix.com

お問い合わせ
東京コンサーツ
Tel:03-3200-9755(平日10時~18時)

 

出演者プロフィール

バリー・ウェッブ(トロンボーン)

バリー・ウェッブはトロンボーンをヴィンコ・グロボカールに、指揮をコンスタンチン・ブジェアヌに師事。サントリーホール、ニューヨークのカーネギーホール、ロンドンのバービカン・センター、ロイヤル・アルバート・ホール、ウイグモア・ホール、メルボルンの岩城ホールなどに出演、国際的な活動を展開している。トロンボーン・ソロのレパートリーは様々な協奏曲からJapan Project(東京/大阪1999)をはじめとする国際的演奏プロジェクトに及んでいる。リーヴァーヒューム奨励金を得て横山カイン勝巳の「レクイエム」、トロンボーンのための同時代作品の4枚のCDを制作。演奏活動と並行してオーケストラ、現代音楽のアンサンブル、若い演奏家たちのアンサンブルの指揮もしている。日本では1999年から活動を始め、ヨーロッパでは武満徹、湯浅譲二など日本の作曲家の作品の演奏に、力を注いでいる。

バリー・ウェッブへのロング・インタビュー

吉原すみれ(パーカッション)

東京生まれ。1972年東京藝術大学大学院在学中に、ジュネーヴ国際コンクール打楽器部門で優勝。以後、ヨーロッパ、日本を中心にソロ活動を続ける。1977年ミュンヘン国際コンクールで1位なしの2位。1980年サントリー音楽賞受賞。アルバム「吉原すみれ・打楽器の世界1」において芸術祭優秀賞受賞。アンサンブル・ヴァン・ドリアン団員として1983年中島健蔵賞受賞。1991・97年ミュンヘン国際コンクール、992年ジュネーヴ国際コンクール審査員。1993年ニューヨークにてミュージック・フロム・ジャパン公演。2002年第20回中島健蔵音楽賞優秀賞を受賞。2004年第13回朝日現代音楽賞受賞。武蔵野音楽大学教授。相愛大学客員教授。

 

横山カイン勝巳(作曲)

独学で作曲を始め、後に山田武彦、ハヤ・チェルノヴィンに師事。作品は、Barrie Webb をはじめ、 Arditti String Quartet、Reinhold Friedrich、Alain Trudel、野平一郎、曽我部清典、村田厚生、山口淳、松居直美、神田佳子など多くの演奏家により、国内外で演奏されている。1994年、秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティバル、秋吉台国際作曲賞受賞。1999年、イギリスのトロンボーン奏者Barrie Webbと作曲家、平野達也・中村寛・後藤國彦・小内將人・前田克治・藤井喬梓とのコラボレーション ”Japan Project”に参画。その後、今日に至るまでそのスピンオフ企画に携わっている。2001年、武生国際作曲ワークショップの招待作曲家。2003年、文化庁舞台芸術創作奨励賞 特別賞受賞。2011-2015年、トロンボーン・ソロのための「レクイエム・・・永遠の命へ」(Requiem…ad Vitam Aeternam)作曲。Barrie Webb とのコラボレーションによりCD化。2016年3月11日、自ら主催した「東日本大震災5周年 3.11 追悼コンサート」にて世界初演。3月28日 前田克治主催「高知Barrie Webb Music Project 2016・東日本大震災メモリアルコンサート」で再演。ヨーロッパではブカレスト国際新音楽週間、イントラーダ新音楽フェスティバルで演奏されている。「挽歌 ― 世界の涯ては、蝶の夢のなかにしかない」はBarrie Webbによって 2022年10月イントラーダ新音楽フェスティバルで初演。

備考

作曲家・横山カイン勝巳と、国際的に活躍するトロンボーン奏者バリー・ウェッブの共同作業から生まれた「レクイエム」は、東日本大震災5周年に当たる2016年3月に、追悼コンサートとしてルーテル東京教会でバリー・ウェッブによって初演され、大震災10周年になる2021年にトーキョーコンサーツ・ラボでの再演される予定だったが、コロナ禍の真っ只中のため実現出来なかった。今回「レクイエム」の続編とも言える「挽歌」が二人の共同作業から生まれたのを機に、「レクイエム」の再演、「挽歌」の日本初演を、そして吉原すみれの協演を得て、ジョン・ケージの「龍安寺」を加えて実現する事となった。


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