新宿区西早稲田の多目的空間「トーキョーコンサーツ・ラボ」English

 
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ドイツリートの息吹き vol.1~シューベルトとマーラー~

2018年11月25日(日)14:00開演 (13:30開場)

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《出演》

メゾソプラノ: 大林智子 Tomoko Ohbayashi
ピアノ: 河原奈美 Nami Kawahara
お話: 大田哲弘 Tetsuhiro Ohta

いつ:
2018年11月25日 @ 14:00 – 16:00
2018-11-25T14:00:00+09:00
2018-11-25T16:00:00+09:00

プログラム

シューベルト: 野薔薇
シューベルト: 菩提樹
マーラー: さすらう若人の歌
マーラー: 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス  他

料金

一般: ¥4,000
学生: ¥3,500
(税込/全席自由)

チケット予約・お問い合わせ

TEL. 03-3993-5152(トクヤマ)

メール: sterntomo@cpost.plala.or.jp

出演者プロフィール

大林智子(メゾソプラノ)

Tomoko Ohbayashi

東京藝術大学卒業。同大学院修了。二期会オペラ・スタジオ修了時に優秀賞受賞。1992年文化庁芸術インターンシップ研修員。2005年文化庁在外研修員としてドイツ・ミュンヘンに留学。二期会公演「ワルキューレ」でオペラ・デビューし、数々のオペラに出演。新国立劇場で、「蝶々夫人」「ファルスタッフ」「ラインの黄金」「ワルキューレ」「神々の黄昏」「鹿鳴館」等に出演し、日本人離れした歌唱力と演技力を高く評価された。また、国内外のオーケストラで、ミサ曲や第九のソロを務めている。近年はドイツリート等歌曲の世界に開眼し、リサイタルを開催する等円熟の時を迎えている。二期会会員

 

河原奈美(ピアノ)

Nami Kawahara

桐朋学園大学ピアノ科卒業。日本各地、イタリアにおいてソロリサイタル。国内外のソリストとの共演も多く、アンサンブルピアニスト、声楽伴奏者として幅広く活動している。大林智子とは、2012年の初リサイタル以来のパートナーとして、Stern Konzert シリーズ等でも共演を重ねている。

 

大田哲弘(お話)

Tetsuhiro Ohta

1978年玉川大学芸術学科卒業。卒業後、オーケストラ、室内楽奏者として活動する傍ら、フルートサロンコンサートを定期的に開催。現代音楽の分野では、甲斐説宗追悼演奏会をはじめ、作曲家・演奏家集団「ダウエルクライス」のメンバーとして、数多くの初演を手がけ、『音楽現代』『音楽の友』誌上でも好評であった。東京、横浜、名古屋、札幌、宇都宮の各地でリサイタルを開催。一方、オーケストラ・マネージャーとして、数多くのオペ公演に参加している。2000年にCD『CANTABILE』をリリース。『レコード芸術』『オーディオアクセサリー』をはじめ、オーディオ誌上でも好評を博す。

 

モーツァルトを始めとする古典派時代に先駆的な作品が生まれ、ロマン派時代に発展したとされるドイツリート。ロマン派文学の詩人ゲーテ、シラー、メーリケ、アイヒェンドルフ達の詩作に霊感を刺激されて、多くの作曲家が歌曲に取り組み、様々な表現を創造、発展させました。シューベルトは選んだ詩の全体的な気分を反映して、民謡調で自然や恋を描いた曲から、近代的な疎外感を描いたものまで多様な音楽を創造し、ドイツリートを確立したと言えます。その後、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、ヴォルフ等の作曲家がドイツリートの世界を拡大し、マーラーとR.シュトラウスへと引き継がれていったのです。マーラーは民謡調の詩に好んで作曲し、作品を自作の交響曲に転用すると共に、歌曲自体もオーケストラ伴奏のものを多く残しました。その音楽の中に不安、愛、憧れ、苦悩、恐れ、混沌・・といった人間が抱える様々な要素を内蔵し、自然と対峙しながらそれらの感情を音楽という芸術へと昇華させ、心の奥深くに語りかけてくれるドイツリート。作曲家は詩を朗読した時の響きの美しさが失われないよう細心の注意を払い、詩の内容が音楽と共に語られるよう工夫を重ねたのです。また、ドイツリートのピアノは伴奏の域を超え、重要な役割が与えられています。詩と歌とピアノ三者が見事に融合されているのです。心を捉えて離さないこのドイツリートの世界を皆様にも楽しんで頂きたい!決して堅苦しいものではない!と思っております。森と湖、そして音楽の国オーストリアを代表する作曲家F.シューベルトとG.マーラー。今回はこの二人の作品と向き合います。

 

 

 

 

 

 


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