枯野〜植物文様ソングブック2025
2025年03月17日(月)19:00開演(18:30開場)
《出演》
野々下由香里 (ソプラノ)
石川高(笙/歌謡)
丸田美紀、中川佳代子(箏/歌謡)
プログラム
藤枝守 作曲作品 「植物文様ソングブック」から
・エアリアルの歌 (シェークスピア「テンペスト」から/松岡和子 訳)
・はじまりの妣 (小泉八雲「日本海に沿って」から/今福龍太 作詞)
・向日葵のラウンド (水原秋櫻子)
「植物文様箏歌集」から
・海原(万葉集1075)、神島(万葉集3599)〜「月読三歌」から
・め刈り(万葉集275)、山にたなびく(万葉集1246)〜「藻塩二歌」から
・あへのかたの(祝詞)
・妹がため (万葉集1665)
・天地(万葉集176)
・枯野 (古事記 仁徳記)
料金
3,000円(当日3,500円)
チケット予約・お問い合わせ
マイルストーンアートワークス
090-3295-6912
備考
本公演では、藤枝守作曲の連作歌曲を通じて、神功皇后伝説の舞台となった博多湾・志賀島や小泉八雲の短編『向日葵』のなかで暗示される海の力、さらには「月読(つきよみ)」や「海界(うなさか)」といったさまざまなイメージが乱反射していきます。そして、演目の最後に歌われる《枯野》は、古事記の「仁徳記」によるもの。「大樹から舟が作られ、そして、舟を燃やして塩が、さらに残りの木片から琴が作られ、その琴がさやさやと海藻が揺れるように響く」という一連のストーリーが描かれていきますが、その歌づけにあたっては、志賀島周辺の海域で採取した海藻の電位変化のデータをもとにしました。